なぜ蔵出し焼き芋かいつかでは『生芋詰め放題』をするの? 考察してみた!
蔵出し焼き芋かいつかはもともとサツマイモ農家という話を聞きますが、そんなサツマイモ農家が売るに売れない規格外産物を製品化したのがブランド焼いもの『紅天使』ですね。
結果、これが凄まじい勢いで人気を博し、今ではメディアに露出するほどの人気に高まりましたが、そんなかいつかが今度は『生芋詰め放題』に乗り出したという事で、地元ではちょっとした話題になっているのですね。
詰め放題というと多くの場合が市場に出せない『出来損ない』となるのですが、農家の出来損ないは多くの場合、色々と使い回しが出来るのもまた事実なんです。
家畜用に販売したり、細かく切り刻んで何かの原料にしたり、最悪は土の肥料にしたり、…と、とにかく無駄がないというね。
そんなかいつかさんの『紅天使の素・紅はるか』は、どうしてわざわざお店の目の前で詰め放題をするのか???
お得に美味しい生芋を頂けるシステムなので滅多な事は書けませんが、単純に疑問が出てきたので考えてみました。
なぜ蔵出し焼き芋かいつかでは『生芋詰め放題』をするの? 考察1:農家独特の考えによる
僕の両親は片方が農家、片方が酪農家であり、どちらも畑や田んぼというものを所有しており、簡単には『農家』という分類に位置するわけですが、聞いた事がありません?
農家はサービスがイイ!
農家は気前がイイ!
みたいな話を?
これって幾つかの理由がありまして、いずれ市場に並べられる食品を育てる農家は、例えばレタスならレタス農家として、トマトならトマト農家として、多くの場合が『それ一本』でやりくりしている事が多いのですね。
例えばトウモロコシ農家だからと言って、余ってしまったトウモロコシの処分は勿体ないし、だからと言って全てを食べ切るのも至難の業なんですね。
そんな意味もあって、価格帯度外視でお互いの農家で味見として分け合ったり、味見という意味で近所に配って歩いたりするんです。
僕も親戚からよく貰いました。
カブとかスイカとかトウモロコシとかジャガイモとか牛乳とか……。
(おかげで今では大嫌い💧)
紅天使が有名なかいつかの生産物はサツマイモの紅はるかですが、市場用と蔵出し焼き芋かいつかの店舗用に振り分けたのは、実は市場に出すに出せない非製品の再利用という意味が大きそうですね。
順番としては以下の通り?
- 製品用の立派な紅はるか選別
- 蔵出し焼き芋かいつか用の紅はるか選別
- その両方に漏れてしまった規格外紅はるかの再利用販売
(これが詰め放題用)
芋掘りを経験した事がある方なら容易に想像できると思いますが、イモ類って1つの苗から大小のおいもがジャンジャン出てくるのですね。
簡単に規格外と言っても小規模で食べ切るのは相当な数となる筈なので、これを一般販売しようという流れになったかに思えます。
なぜ蔵出し焼き芋かいつかでは『生芋詰め放題』をするの? 考察2:低価格の理由は?
↑ 詰め放題は1袋(1回)300円!!
(販売店舗によって異なります)
僕はサツマイモがもともと苦手なのですが、そんな僕が見ても蔵出し焼き芋かいつかの生芋詰め放題は破格という言葉に尽きます。
1回が300円だろうが500円だろうが、とんでもない数を得られますからね。
(2024年当時)
どうしてかいつかはそんなサービスを開始したのでしょう?
僕なら絶対、最低1000円という価格を付けますよ☆
(蔵出し焼き芋かいつか自体が既に有名ですからね)
で、どうして低価格なのかを考えると……。
やっぱり農家の良心がそうさせるのでしょうね。
また、蔵出し焼き芋かいつかブランドという視点を考えると、あくまで紅天使には一定の規格が定められているため、プロ意識がかいつか製品とその他の差別化を行ってしまうのかとも思います。
ブランドイメージと言えば、規格外品を破格て買い叩いてそれをブランド化するという企業もありますよね。
でも、それを良しとすれば、蔵出し焼き芋かいつかとしてのブランドイメージが壊れてしまう。
ただ、だからと言って処分という選択はイチから生産した側としては申し分ない。
どうせ捨てるならダメモトで詰め放題と言う形で持ち帰ってもらおう。
そんな感じですかね?
まあ、勝手な考察ですかね。
なぜ蔵出し焼き芋かいつかでは『生芋詰め放題』をするの? 考察3:サービスサービス!
農家の産地直売はそれぞれの産地で有名ですが、詰め放題という販売法はなかなかに見当たりませんね。
規格外品とはいえ、調理次第で紅天使となってしまう紅はるかを、どうして紅天使を生産・販売する側のかいつかがその原料を安売りするのかが不思議に思いました。
その理由を色々と考えると、結局は『サービス』という言葉に落ち着きますね。
なんと言うか…、
- もともとかいつかはサツマイモ農家としてその地域で暮らしていた。
- 生産したサツマイモにはどうしても売れるものと売れないものが振り分けられてしまい、売る事の出来ないサツマイモの処分に困った。
- 結果、ブランド品の紅天使が誕生した。
- これが予想以上に人気爆発し、一過性ではなかった。
- でも今度は紅天使としての規格外品が出来てしまった。捨てる気のないこれをどうしよう???
- もともと販売できないものなら、手数料くらいの価格で販売できれば農家として処分のモヤモヤもないし、買う側も喜ぶ……かな?
- でも野菜系の全てはサイズが異なり、個々の価格が異なってしまう……。
- えーい! 詰め放題にしちゃおうっ!!
………みたいな???
んまあ、本当に勝手なストーリーではありますが、
- 農家の悩み
- 紅はるかへの考え
- ユーザーへの想い
=サービス心
みたいな事を考えてたら、上記のようなストーリーが出来上がってしまいました。
信じなくていいですよ。
僕の勝手な妄想ですから☆
なぜ蔵出し焼き芋かいつかでは『生芋詰め放題』をするの? 考察してみた! まとめ
という事で、生産者でもないのに勝手に『かいつかの生芋詰め放題』についてを考えてしまいました。
でも、少なくとも言える事は、かいつか(家族?)はサツマイモに対しての想いが並々じゃないという事ですね。
フツーなら売り上げ重視で経営するのが日本企業のスタイルですが、かいつかとしては売り上げよりも、『余ったサツマイモをどうしよう?』といった考えを深掘りした結果、今現在に繋がっているようにも思えます。
つまりは生産するサツマイモに最大の感謝を持っているという事ですね。
まあ、これもまた僕の勝手な考えですが、無駄を無駄にしたくないという想いは成功のカギの1つとして重要だと思いますよ。
蔵出し焼き芋かいつかの生芋詰め放題を無駄の有効活用の一環として考えれば、買う側としても妙に誇らしいですね☆
(単純に美味しいし)
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色々と正直に書き記していますので、興味ある方は眺めてみてくださいな☆
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