セブンイレブンはどうして嫌われるの?底上げ弁当からの炎上理由とその対策
通称『底上げ弁当』から始まって、セブンイレブンがものすごい勢いで悪評を付けられていますね。
僕はそもそもコンビニ弁当を買わなくなって20年以上が過ぎますが、だからこそというか、中性的な思いを考える事が出来ますので、
- セブンイレブンが悪く言われる理由(原因)
- セブンイレブンが悪く言われてもその路線を突っ走る理由(考察)
- どうすればセブンイレブンの印象が回復するか?(改善提案)
などなどを簡単にまとめてみたいと思います。
セブンイレブンはどうして嫌われるの? セブンイレブンの客離れの理由はどこにあった?(原因)
はっきり言って、たくさんあり過ぎですが、根本的な原因は利益重視に突っ走った結果だと思います。
では、手短ではありますが、細かく原因を書いていきますね。
当日限りの販促品の『稼ぎ』が出来なくなった
※ 画像はセブンイレブンではない別のお店の『恵方巻』です。
個人的に考える『事の発端』ですが、恵方巻のような無茶な販売法が出来なくなった事がまず原因だと思います。
恵方巻・おせち・クリスマスケーキなど、フランチャイズという形態を完全に無視したノルマを店舗従業員(アルバイト含む)にまで課した結果、社会的(世界的)な食品ロス問題として浮上しましたよね。
どれだけ廃棄に繋がろうとセブンイレブン本社としてはマージンさえ吸い上げられれば問題無かった話ですので凶行に走った話でしょうが、実態が社会問題と化した次の瞬間から強行不可となったため、その損失(?)を別の方向から吸い上げようと試みた未来型が『今現在』だと個人的に考えるんですね。
てか、1人1本で事足りる恵方巻にして日持ちしない商品に1従業員ノルマ30本とか50本って……。
全セブンイレブン店舗数とか他のコンビニ、スーパーを含めたら、完全に日本人口を圧倒的に上回る計算になるんですがね……。
2025年4月時点のセブンイレブン店舗数は概ね21700店舗…。
……で、各店舗の従業員数がオーナーや店長を含め、1店舗当たりの全従業員平均を15人として、1人のノルマを30本販売とすると……???
21700×15×30=………
9765000本ッスか……
(はぁ~スゲェ…)
(↑ あくまでセブンイレブンだけの数字)
2023年の256万本廃棄も納得ですな。
そんでクリスマスケーキとかおせちとかもあるんでしょ??
(でも2020年とかはもっと酷そう…)
恵方巻に関しては、それでも嫌々10本とか買わされるコンビニバイトさんも多数いたとか…。
(食べ切れないっしょ)
『底上げ弁当・ステルス値上げ』が過激になり過ぎたが無視した
※ ↑ こちらは派手な値上&底上げが開始される前(くらい)のセブン弁当。当時から極薄のお肉になっていたらしいですね…。
(自分じゃ20年以上買っていませんが、誰かが購入してきたお弁当はちゃんと食べてます)
セブンイレブンが嫌われる理由の中で圧倒的に有名なのが底上げ弁当の存在ですね。
実はどこのコンビニでもどこのスーパーでも『ちょっとは許して程度の底上げ』は昔からありましたが、セブンイレブンの場合は露骨すぎるというか、
『いやいやいや、そりゃないでしょ!?』
みたいな底上げの工夫が凄いというか……。
なんと言うか、『もしも』レベルの冗談で言い合うような笑い話をそのまま実現したような減らし方ですよね…。
炎上しなければ、きっと底が蓋の上を行ったような勢い。
ステルス値上げも酷いですね。
今の税金だらけの価格高騰だらけの中の値上げは仕方がないと思うのですよ。
ただ、新発売の文言の度にメイン素材が減ったり、その上で値上げっていうのは…💧
(しかもその頻度がやたらと多いというね)
実際問題、セブンイレブンのお弁当は20年以上買った事がない僕ですが、そんな僕から見ても
『値上げ&目減り』
が凄まじいと感じてましたからね。
総菜パンのたまごロールとか大好きでしたが、発売当初は100円で今の倍近くあったじゃないですか。
(それ以上かな??)
狙ったような『プリント』に問題があった
「そんなバナナ…」最近コンビニで売られている透明容器の飲料の上部が中身と同じ色で塗られている…?
セブンイレブン、いつか消費者庁に怒られそう
— かーずSP(ニュースブログ運営&フリーライター) (@karzusp) December 30, 2020
プリントの問題には飲料で『そんなバナナ』がよく取り沙汰されていますが、個人的にはあの手法ってこれまでにも多くのメーカーで手掛けていた手法だと思うのですね。
その理由は主に『量を多く見せかける』ではなく、『デザイン的に統一感を持たせる』という意味でしょうが、それまでにセブンイレブンは
- あからさまな底上げ弁当
- ビックリするほどナカミが矛盾する総菜パン
- 昭和生まれの僕が見覚えある見せかけのサンドイッチ
などなどが立て続けに期待を裏切っていた中ですので、飲料系プリントも『またかぁ!』ってなっただけなんだと思います。
強いて言えば、ニセプリントで稼ごうと考えたならば、それはそれで強欲な話ですね。
ニセプリントで思い出しましたが、『おにぎりの海苔プリント』も凄かったですね。
これ、実は会社の同僚が間違って買ったという理由で1つ貰った事があるのですが、開けた時に思わず大笑いしましたね☆
『えぇ~~っ? この海苔、絵なの??』
って。
まあ、貰い物ですし、けっこうなおもしろ話題として周囲も笑っていましたが、これ…、海苔があると思って自分で購入した場合は確かに怒っていたかも知れませんね……。
しっかりとした味で確かに美味しかったのに、どうしてわざわざ地雷を植え付けるような真似をするものかとみんなで笑って話し合いましたよ。
ラベル位置もおかしい
セブンイレブンの浜田餃子買ってきたった!
めっちゃパンチが効いた味で、浜田さんらしいなーという感じ。あと、ニンニクも効いてるので夜食べるのが良いね。
ジム行く前に食べるべきではなかった😇
— KSL (@sks_observer) January 17, 2025
プリントと異なる不評と言えば、ラベル位置のおかしさもありますよね。
こちらは餃子がよく採り上げられていますが、醤油などのスペースを隠して貼り付ける事で、1個多く入っているような錯覚を狙う貼り方をしているというか…。
冷静に考えれば餃子にはタレやらラー油やらが必用であり、それらを注入し、つけるためのスペースも必要になるので餃子の形に合う穴があって自然なのですが、それを敢えて隠すところがなんとも……。
僕ならタレが入った様子が判るように、ラベル位置をあえて外しますがね。
(その方が納得した客しか買わなくなるから)
(↑ ぜったい意識しないが、炎上防止にもなる)
あー、ついでに余談なのですが、昔のゴミ袋は『黒』だったんですね。
…中身が見えないように。
中身を見えなくする理由は『他人の私生活の中から出る恥ずかしさを隠すため(生活プライバシーの保護)』と聞いた事がありますが、黒だと中身が何も見えなくなるので好き勝手にごみを入れる住人が居すぎたとか。
ならば、好き勝手出来ないように透明化してやる! という流れで今現在のようなごみ袋スタイルになったとの事ですが、これを参考にすると、セブンイレブンって見えない部分を利用して好き勝手やっているだけなんですね。
(はみ出しパンもそんな感じ)
社長自らが会社に無頓着だった
超絶有名過ぎて名前を伏せても知れ渡っていて意味ありませんが、まあ、僕個人は名前を伏せますが………💧
当時の社長がセブンイレブンという会社に全然興味が無かったのでしょうね。
(いや、セブンアンドアイホールディングスかな??)
数字ばっかり追い求めていて、ぜんぜん企画に参加しない人だったのでは?
同時に、部下の話も全然聞かなかったのかも知れませんね。
そうでなければ…こんなにならないって。
顧客を下に見過ぎた
で、極めつけが、『他のスーパー見てみろ』『比較してみろ』といった発言がなんとも💦
そんなこと言えば、こぞってインフルエンサーたちが喜んで比較するのは明白なのに、それを簡単に発言するところがもはや恐ろしいという…。
こうした発言を知る限り、きっとこの(元)社長さんは、自社の弁当しか知らないか、自社の弁当の様子すら知らなかったの2択になっちゃうんですよね…。
(少なくともライバルコンビニやスーパーの総菜には興味が無かったし、『他もそんなモンだろ?』と思う発言にしか思えないんです)
セブンイレブンはどうして嫌われるの? どうしてセブンイレブンは嫌われ路線を突っ走るの?(考察)
じゃあ、『なんでセブンイレブンは嫌われ路線を突っ走るか?』という話になってくるわけですが、これは僕個人の考察です。
考察1:多角化し過ぎた
まず考えられるのは、他企業を囲い込み過ぎましたね。
衰弱した企業を買収するのは自社を大きくするための1手段ではありますが、自社をより強固にするためには買収した衰弱企業の体力回復から始まります。
セブンイレブンはこの『回復作業』を度外視し、抱え込んだ衰弱企業の過去の売り上げだけを見てしまった上に、短期間で吸収し過ぎた結果、資金繰りが難しくなったのではないでしょうか?
だから、もともと一番の収入源になっていたセブンイレブンに皺を寄せたけど、思った以上に資金が追い付かなくてどんどん値上げ&減量を繰り返したのかと。
考察2:数字に執着し過ぎた
いまや言わずと知れ渡るセブンイレブンは、良くも悪くも放っておいてもお客さんがわんさか来る企業となっています。
そんなわんさかを過度に期待し、ちょっとくらい減らしても、ちょっとくらい高くしても、……ってう気持ちから妙なチキンレースみたいになっちゃったのかと。
で、いつかは来ると判っていた炎上騒ぎでしたが、それでもごく少数ならば…みたいな気持ちがあったのでは? ………と。
ただ、一般的に言われるゴキブリ換算を持ち出せば、
1人のクレームがある裏には30人がクレーム発言を我慢している
って話なんですね。
しかも今の時代はSNSで容易に拡散される時代でもあるので、
1人のクレームの裏の30人控え+興味有る無しを無視した無尽蔵
というね……。
なんと言うか…、心入れ替えないとこれ以上の客離れに繋がりそうな…。
セブンイレブンはどうして嫌われるの? どうすればセブンイレブンは回復するの?(改善)
じゃあ、今現状の客離れを回復させるには? って話に進みましょう。
改善案1:ちゃんとゴメンナサイして宣言する
一番分かり易い手段がコレでしょう。
ちゃんとゴメンナサイして、ついでに宣言すればなお良しでしょう。
謝罪は定型文でも良いとし、宣言は…例えば…
『これ以上量は減らしません(1食○○g宣言)』とか『向こう〇年、これ以上値段はあげません』みたいな?
現実問題、両方は無理な時代ですので、片方の約束を守るだけでも根強いセブンファンからすれば、これ以上ない安心感だと思うんですよね。
改善案2:増量キャンペーンを頻繁に行う
『目には目を、歯には歯を』ではありませんが、ケチった『うれしい値』ではなく、ライバル店の様にデデーンと増量行っちゃいましょうよ☆
原価レベルでモノを言えば、10円50円下げるよりも、値段据え置きで増量した方が遥かに安上がりだと思うのですがね?
購入客だって目に見えて、手に持って、お得感増し増しな筈ですし♪
行っちゃいます? セブンにちなんで『70%増量』!?
(やめてよ? イレブンにちなんで『11%増量』とか💧)
セブンイレブン懐かし総菜ベスト3! 勝手にレビュー(復活希望☆)純粋な個人的感想(まとめ)
という事で、僕個人は直接セブンイレブンの被害には遭っていない暮らしをしているのですが、あまりにも現状のセブンイレブンが情けなくなったので思わず書いちゃいました。
有名になればなるほどに粗探しをするファン(?)が増える世の中は仕方がない事ですが、好んで粗を作る企業もなかなかなものだと…。
まあ、企業単位で色々と問題はあるのでしょうが、ここまで炎上してしまうと簡単に火消しは行えない筈ですので、それ相応の対応を行わなければ回復は難しいでしょうね。
セブンイレブンが守るべきは今ではなく、きっと未来だと思いますよ。
その未来に繋げる気があるならば、今を傷付くしかないという個人的な結論でもありますね。
これまでの炎上を見る限り……。
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